三室戸寺 － Mimuroto-ji Temple
2015/11/22
三室戸寺は、西国三十三所第十番の観音霊場で、聖護院を本山とする本山修験宗のお寺です。古くは宝亀年間（770～780）に光仁天皇（桓武天皇の父）の命により、金銅千手観音菩薩像（大正年間に開帳ののち現在は秘仏）を本尊として建立されました。平安時代には多数の堂塔が建ち並ぶ大寺となり、天皇、貴族の信仰もあつく、花山（かざん）、三条、白河天皇などがこのお寺で信仰生活をおくったとも伝えられています。霊宝殿に安置されている五体の仏像（いずれも重要文化財）も平安から鎌倉初期制作のもので歴史の古さが偲ばれます。 
天正元年（1573）の槇嶋合戦の際に織田信長の焼き討ちにあい一時荒廃しますが、文化十一年（1814）には本堂（重要文化財：写真下）も再興され、重層入母屋造りの堂々とした建築を今に伝えています。 
三室戸寺は別名京都の花寺とも言われ、枯山水、池泉、広庭からなる5千坪の大庭園は四季折々の花々を楽しむことができます。（あじさい庭園：写真下、三室戸寺拝観栞から抜粋） 
【三室戸寺花カレンダー】
さくら：1万5千㎡／4月上旬
つつじ：2万株、しゃくなげ：1千株／4月下旬～5月上旬
あじさい：1万株／6月～7月上旬
はす：100種250鉢／7月上旬～8月中旬
紅葉／11月中旬以降
しゅうめいぎく／10月～11月頃 
鐘楼から三重塔（江戸期）を望む 
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【名称】三室戸寺（みむろとじ）
【最寄駅】京阪電車三室戸駅から徒歩16分、JR奈良線宇治駅から徒歩30分
【住所】京都府宇治市莵道滋賀谷21
【拝観時間】4月1日～10月31日8:30～16:30、11月1日～3月31日8:30～16:00、※ご朱印は通年16:00まで
【拝観料】大人500円、小・中学生300円
【霊宝殿の拝観】毎月17日のみ、 公開開始時間 9:30/10:30/11:30/13:00/14:00/15:00 (各20分間) 大人300円、小・中学生200円
【駐車場】300台/普通車500円、バス2,000円