恵心院 – Eshin-in Temple
2015/11/22
宇治橋から宇治川東岸の道を上流に進み、宇治神社を過ぎると左手に恵心院にむかう緩やかな坂があります。 恵心院は平安前期、弘仁12年(821)に真言宗の開祖弘法大師によって開かれた古刹で龍泉寺と称されていましたが、たび重なる戦火にあい荒れ果てていました。
1005年に「往生要集」の編者として名高い恵心僧都源信によって再興され、寺号を朝日山恵心院と改めたと伝えられています。源信は宇治川に入水した源氏物語十帖のヒロイン浮舟を助け、新たな道を歩ませることとなった横川の僧都のモデルともいわれています。
現在は江戸時代に建てられた本堂と楼門のみが残りますが、本堂には恵心僧都自作の坐像が安置されています。春や秋には境内に植えられた多くの花々を楽しむことができる「花の寺」としても知られています。
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【名称】恵心院(えしんいん)
【最寄駅】京阪電車宇治駅から徒歩10分、JR奈良線宇治駅から徒歩17分
【住所】京都府宇治市宇治山田67
【拝観時間】特に無し
【拝観料】無料