宇治神社 - Uji Shrine
2015/11/22
宇治神社は、兄の仁徳天皇との皇位を巡る葛藤から宇治で自殺したと日本書紀に記されている悲運の皇太子菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)を祀っています。宇治川を挟んで平等院の対岸に位置する宇治神社の神殿は菟道稚郎子のが造営した桐原日桁宮(きりはらひけたのみや)跡と伝えられています。
江戸時代までは隣接の宇治上神社と二社一体で宇治離宮明神または離宮八幡宮と呼ばれていましたが、明治以後二社は分割されました。
本殿は鎌倉時代の建築で重要文化財に指定されています。外陣の狛犬も鎌倉時代につくられたもので、開口する獅子(阿形)と一角を持つ狛犬(吽形)で 一対とされ、拡張高い作品として極めて貴重なものです。
宇治神社は平等院の鎮守神とされ、平安時代後期の祭礼には競馬(くらべうま)や田楽などが奉納されたいへん賑わいました。この田楽は近年宇治市民の手によって「宇治田楽」として創作・復興されています。
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【名称】宇治神社(うじじんじゃ)
【最寄駅】京阪電車宇治駅から徒歩10分、 JR奈良線宇治駅から徒歩20分
【住所】京都府宇治市宇治山田1
【拝観時間】特に無し
【拝観料】無料