三星園上林三入本店
2015/11/22
今回は平等院参道にあります天正年間(1573-1592)創業、三星紋の商標は地図記号の由来になっていると伝えられる三星園上林三入本店(みつぼしえんかんばやしさんにゅうほんてん)さんでお抹茶を頂きました。 一階店舗奥の喫茶室では、宇治市内の茶園で育てられた純正宇治茶を石臼でひいた高級抹茶とお菓子を楽しむことができます。二種類のランクのお抹茶の飲み比べもしてみました(写真上のお菓子は抹茶わらび餅)。 上の写真は茶園に藁(わら)の覆いをかけて丹念に栽培、手摘みした茶葉を使用した喫茶室で飲める最高級のお抹茶です。深くまろやかな渋みとお茶本来の濃い甘みがひろがります。宇治川の土手沿いに広がる茶畑一面に藁の覆いを掛けたり外したりしている光景を見かけますが、このようなお茶は生産農家をはじめとする関係者のこだわりと大変な重労働によって生み出される貴重なものだと思います。 二階の資料室では、宇治茶の歴史、文化を伝える貴重な品々を無料で閲覧できるようになっています。年間三百校もの修学旅行生が訪れるそうです。タイミング良く十六代上林三入さんに宇治茶の文化を受け継いでいくことへのこだわりやその努力について直接お話を伺うこともできました。
三階のお茶室では自分で石臼でお抹茶をひいて、味わう体験もできます。(体験料840円、予約が必要)
【三星園上林三入本店】
住所:宇治市宇治蓮華27-2
電話:0774-21-2636
URL:http://ujicha-kanbayashi.co.jp/
年中無休